著者:赤坂憲雄
出版:岩波書店
発売日:2018年10月
仕様:新書判 240ページ
状態:B カバーに少し傷みがあります。
国木田独歩「武蔵野」。二六歳の青年が失恋の果てに綴り、一二〇年前に発表されたこの短篇(岩波文庫でわずか二八頁)は、当時にして新たな近代の感性に満ち、今にして豊穣で尽きせぬ発見がある。独歩の日記、古地図、植生や水利等の資料を駆使した、冒険的かつ愉楽的な精読。その先に武蔵野学のはじまりを予感しながら―
目次
第1章 恋愛と風景/草から雑木林へ(いにしえの草のゆかり;丘のうえの家から;欺かざるの記を読む ほか)
第2章 切断と継承/歌枕と名所のあいだ(はるかな原風景として;歌枕の果てる場所;あいびきに誘われて ほか)
第3章 隠蔽と発見/郊外と水物語へ(郊外に遊び、秘密を紡ぐ;鳥瞰的に輪郭を描く;武蔵野の水物語を探して ほか)