著者:山口尚
出版:平凡社
発売日:2020年10月
仕様:四六判 456ページ
状態:C カバー、本体角に傷みがあります。
哲学に「究極の賭博性」を見出し、「私はどうしたって、血で書いたような文章を好む。そして魂の叫びがまったく聞こえない文章はただちに放り出したくなる」と語る著者が、哲学書を読むための実践的トレーニングを示す。
文章を正確に読むことはむずかしい。まして、哲学の文章は、訓練なしに読めるようにはならない。必要なことは、自分で「読書ノート」をとることだ。ではどのようにして? ある実践的かつ模範的なサンプルがここに示される。
青山拓央、アラン、飯盛元章、伊勢田哲治、大庭健、大森荘蔵、岸政彦、田島正樹、丹治信春、千葉雅也、デイヴィドソン、デリダ、永井均、中島義道、ネーゲル、野矢茂樹、古田徹也、ヤスパース……
「本書で取り上げる作品の多くは、価値ある内容を含むにもかかわらず、容易に読みこなせるものではありません。本書は、そうした作品のいわば胡桃の堅い殻を砕いて実を取り出すことを目指して編まれました。」(「あとがき」より)
目次
読むこと・考えること・生きること
本を読む楽しみ
読むことの背景
自由意志の哲学へ
哲学の難しさ
行為・道徳的責任・自由意志を読む
自由のさまざまな語られ方
自由意志の深淵
考えることの哲学
動物の心や物体の心について
読むことと理解すること
哲学のこれから