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著者:大竹裕子
出版:白水社
発売日:2025年8月
仕様:四六判 388ページ
アフリカ大陸の中央に位置する小国、ルワンダ。そこに住む人びとは、1990年代に内戦と虐殺、殺戮、難民化といった幾多の惨事を体験した。とくに、1994年に起きたジェノサイドは、20世紀における重大な人道問題のひとつとして世界的に注目を集めた。本書は、政府から抑圧され、国際支援の枠組みからもこぼれ落ちてしまった住民たちの心の「回復」を、つぶさに描いた民族誌である。権力を握る存在によって沈黙させられ、ほとんど顧みられることのない人びとに光を当て、彼らと同じ目線に立って世界を眺め、彼らの生きてきた体験と記憶を丁寧に描き出す。
目次
プロローグ―支援からこぼれ落ちた人びと
第1章 生きることを支える支援のあり方を求めて
第2章 沈黙が生まれたいきさつ
第3章 大切な人たちを殺された苦しみ
第4章 回復の道のりは未来へと向かう
第5章 いのちの円環
第6章 回復の限界
第7章 生きることでなぜ、たましいの傷が癒されるのか
エピローグ―より善い未来を創り出そうとし続けるその試み