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出版:筑摩書房
発売日:2025年5月
仕様:文庫判 240ページ
けむりにたゆたうひと時だって愛おしい―もはや絶滅寸前といわれる煙草飲みたちが、煙草への想いやあこがれ、禁煙の試みなどを綴ったユーモアとペーソスあふれるアンソロジー。「僕は体の健康よりも魂の健康や」「私は幼稚園に上がる前から煙草を吸ってゐる」などの名言も飛び出す、プカプカたのしい一服エッセイ。
目次
1(たばこすふ煙の垂るる夜長かな(芥川龍之介)
人生は煙とともに(開高健)
喫煙者の受難(中島らも) ほか)
2(煙草の害について(谷川俊太郎)
嫌煙(なぎら健壱)
けむたい話(山田風太郎) ほか)
3(タバコをやめる方法(安部公房)
禁煙の快楽(島田雅彦)
非喫煙ビギナーの弁(東海林さだお) ほか)