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著者:鴻巣友季子
出版:NHK出版
発売日:2024年9月
仕様:四六判 176ページ
南北戦争前後のアメリカ南部を舞台に、大農園主の長女スカーレット・オハラの激動の半生を描く『風と共に去りぬ』は、長いあいだ「大恋愛小説」として読み継がれてきた。しかし、精緻に読み込むと、それが「誤解」であることに気づく。40か国で翻訳され、世界中の誰もが知る大長編小説の多様な読み解き方を案内する。
目次
第1章 一筋縄ではいかない物語
第2章 アメリカの光と影
第3章 運命に立ち向かう女
第4章 すれ違う愛
ブックス特別章 養護・扶養小説としての『風と共に去りぬ』―ケアラーと稼ぎ手の間で
読書案内 黒人文学の古典と現在