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著者:中村桃子
出版:筑摩書房
発売日:2024年7月
仕様:新書判 224ページ
ことばは社会の見方や価値観をゆるがす一方で、社会もまたことばの使われ方に影響を与えている。新しいことばのインパクトとそれに対する抵抗や躊躇、こんがらがった関係を事例とともにのぞきこみながら、私たちがもつ隠れた意識を明らかにし、変化をうながす。
目次
第1部 ことばが社会を変える―「セクハラ」「イケメン」「クイア理論」(「セクハラ」は社会の何を変えた?;戦略としての「あえて」と「ラベル」)
第2部 変わっていく意味―拡大・規制・漂白(流行語「女子」がもたらしたもの;“girl power”はなぜズレていったのか;誰が意味をはがされるのか)
第3部 ことばを変えられないのはなぜか―言語イデオロギー(「ルール」を優先してしまう私たち;「パートナーの呼び名問題」解決編)