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著者:鳥羽和久
出版:筑摩書房
発売日:2026年10月
仕様:文庫判 304ページ
この本のページをひらくと、子どもたちの声がする。その声はときに鋭く、ときにおかしくて、油断していた大人の胸を不意に射抜く。ああ、私もこんなふうに思っていた。言えなかった。忘れていた。教室で25年、子どもたちの隣にいた著者が聴きとった声に導かれて、読む人は大人と子どもの間を何度も行き来する。そのとき親と子は、「正解」ではないあたらしい光の中にいる。
目次
1 新しい子どもたち(大人と子どもの「現実」;それぞれのストーリー;スマホと嘘つき;いじめの関係をほぐす;入試と父の暴力;コミュ障と恋と物語り;彼女はそのままに世界を見ていた;出会い方;孤独という避難所)
2 大人の葛藤の中身(子どもは簡単に自分を責めてしまう;よそよそしい家族;がんばっているのに、成績が伸びない;子どもの生き方は、もう決まっている;思春期の子どもがわからない;呪いでない宝はない;姉と弟のきょうだいにありがちなこと;えこひいきする先生;遊びと企て)
3 子どもと意志(学問と祈り;死にがいを求めて生きている;関係性、それ自体が私なんだ;意志と責任;子どもは欲望を見つける;見られている)
4 子どもと言葉(言葉で伝わるという誤解;弱いつながり;子どものことが「わかる」ということ;子どもという再生装置)