new
著者:ニコ・ラング
出版:柏書房
発売日:2026年7月
仕様:四六判 390ページ
今、トランスジェンダーの子どもたちやその家族がどのように生きているか、私たちは知っているだろうか。ときにセンセーショナルに報じられる陰で、子どもたちの声はかき消されてしまっていないだろうか。自身もノンバイナリーであるジャーナリストの著者は、およそ1年間を費やし全米を旅した。トランスジェンダー(ノンバイナリーやジェンダーフルイド含む)のティーンネイジャーとその家族の生活を記録するために。多様な8人とその家族の肉声を通じて、現代においてトランスジェンダーとして成長するとはどのような経験であるかを、本書は伝える。
「あなたがかれらの話を聞いて、その声に耳を傾けることで、人々は行動を起こすきっかけを得ることができます。私たちのことを一番よくわかっているのは、私たちです。私たちには伝えたい物語があります。それを伝えなきゃいけないんです」――カイ(10歳のトランスジェンダーの少女)
本をひらき、一人ひとりの語りに注意深く耳を傾けてほしい。そこにはトランスジェンダーであるがゆえの苦悩もあれば、十代であれば誰しもが抱くであろう悩みが存在する。かれらは自分なりに考えながら、日々を生きている。
「トランスであることが、私の物語のすべてじゃないんだよね」――カイリー(17歳のトランスジェンダーの少女)
差別的な政治家や評論家やメディアが信じさせようとしていることとは裏腹に、トランスジェンダーであることもひっくるめて、より良い社会と未来を求めているのは、子どもたち自身なのだ。的外れな議論を始める前に、必読。
【目次】
序文(スーザン・ストライカー博士)
はじめに
ワイアット――サウスダコタ州スーフォールズ
リディアン――アラバマ州バーミングハム
マイカ――ウェストバージニア州チャールストン
ルビー――テキサス州ヒューストン
クリント――イリノイ州シカゴ
オーギーとジャック――フロリダ州ペンサコーラ
カイリー――カリフォルニア州トーランス
謝辞
参考文献および資料一覧
原注