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著者:仲西森奈
出版:本屋lighthouse
発売日:2026年1月
仕様:四六判 572ページ
阪神淡路大震災、東日本大震災、能登半島地震。新興宗教、高速バスの床、だれにも見せずに書き続けてきた日記。ゼロ年代、テン年代、そしていま……。震災を経て、疫病を経て、逃れ逃れて個はどこへ。タイ国営鉄道の切符にCoCo壱を見出し、竹としての生をまなざし、墓標/アディクションを背負って記憶を越えて、室生犀星とメダロットを手掛かりに、やがてたどり着くたったひとつの場所――。
「何時何分何秒地球が何周回ったとき?」という煽り文句に、今回は地球の周回数以外、答えることができる。
可視の限界が水平線を作るのではない。地球の形が水平線を作る。現に、星の光は幾光年先のわたしの眼に届く。それを眼は拾う。問題なのは距離ではなく形だ。
――作家・仲西森奈による、小説、随想、短歌、詩、日記から成る五芒星。
【所収6首抜粋】
雪は隘路に町は記憶に溶け残りラナンキュラスは眼裏を消す
General Anesthesia あなたもいつか逝く 教えることはできないけれど
コストコを山は許してないかもね 産業道路に雲は被さる
やさしくはなれなかった 都会的な怒りを童話みたいに聞いて
駆け抜けろさみしさどもよ海神もわたしも自分以外を飼わず
老いるほど涙が容易に伝うのはまばたきすらもまばゆいからだ
【目次/作品別】
長編小説 どこに行ってもたどり着く場所
あくびもせずに、しずかに話す。
カルシファーのようだ
これか?
もしもしそれから花と芋
そんぐらいん
詩
山、あるいはピザーラお届け。 川、あるいはあなたとコンビに。
盆と散歩
自己紹介
料理番組になる前
短歌
Still Alive
異性愛
The same flowers bloom in different places.
わたしの雲海
拝啓、無料版、
べあーず・はず・かむ! 〜ぼくらの夏の一里塚〜
懐かしさ
レアケース
今年
あなたは
トカゲ・インタビュー
随想
Coco壱と国鉄 あるいは野良のフェムテック
竹といくつかの(いくつもの)疵
墓守とハルマゲドン(誰が墓穴を掘るのか)
金魚娘のモーフィング あるいは室生犀星とメダロット
日記
2023年12月29日(金)
掌編小説
桜雪