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著者:森岡督行
出版:小学館
発売日:2024年9月
仕様:文庫判 224ページ
国内外で注目を集める「森岡書店」。新しい取り組みをしようと著者が考えたのは、前代未聞の「一冊の本だけを売る店」だった。計画は難航するものの銀座の近代建築ビルと出合い、二〇一五年、わずか五坪の書店をオープン。インバウンドに沸く街、その後のコロナ禍、坂本龍一氏との出会い、ニューヨーク行等―目まぐるしい変化の中で模索し続けてきた書店主が、十年間の奮闘を軽快な筆致で綴る。デジタル全盛の今、「本」が人と人をつなぐことの意味、オリジナリティあふれる生き方について考えさせられる一冊。
目次
「一冊の本を売る書店」というヴィジョン
石炭置き場に導かれて
国際的に大ブレイクか
妄想野郎
山形との関わり
鈴木ビルについて
銀座をあるいて考えた
「FRONT」の謎
頭髪問題
幻の写真家がのこしたもの
コロナ禍のリアル
「許す」とは何か
私も泣きました
ソール・ライターのニューヨーク
銀座から「あてのない旅」へ