new
{{detailCtrl.mainImageIndex + 1}}/3

カフカの『変身』をすごくゆっくり読む

2,970円

送料についてはこちら

著者:頭木弘樹 出版:みすず書房 発売日:2026年10月 仕様:四六判 512ページ 文学紹介者としてカフカ文学に新しい光を当て続けてきた著者が、本書では『変身』を五年以上かけて新訳しながら、じっくり読んでいく。ある朝目覚めたら、虫になっていた―という設定のせいで、非現実的な不条理小説と思われがちだが、”身体で読む”達人と一緒に読めば、まるでドキュメンタリーのように迫真の、胸に刺さる場面の連続。ままならない心と体、家族とケア、居場所と権力構造といった、今日の私たちの切実なテーマが、百年以上前のこの小説に、背筋が凍るほど深く描かれている。「もぐらの視点」「見せない力」「権力の精通者」「直立することの不安」など、カフカの世界に分け入るための手がかりも、たくさん潜んでいる。清新な訳文でまた味わいたい。『変身』は今を生きる私たちの日常の物語だ。 目次 なぜ「すごくゆっくり」なのか? 現実への補助線という衝撃 カフカの「見せない力」 虫になったのに遅刻を気にするのはおかしい? カフカの語り口と笑い ベッドから出られない 罪悪感がやってきてベッドから出る 身体で読む文学 ドアが開かれる どうしても受け入れがたいこと 出たとたん、追い戻される 自分の変化に食卓で気づく グレーゴルの食卓 食べないことと飲まないこと お金の問題 窓の大切さ ケアの熱狂―もっと世話するために、もっと不幸になってほしい いちばんの味方がいちばんの敵に 林檎が背中にめりこむ 家族熱〔ほか〕

セール中のアイテム