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著者:宮本裕子
出版:青土社
発売日:2026年5月
仕様:四六判 304ページ
二〇世紀から二一世紀への世紀転換期に、アニメーション史の分水嶺ともいうべき作品を遺した今敏。虚構と現実を混濁させる独特のスタイルは、現在でもなお、いやますます、揺るぎない存在感を放っている。観るものを煙に巻くようなその手つきに正面から臨み、歴史的・理論的文脈に置きなおす、意欲的著作。
目次
序章 今敏とその作品
第一章 アダプテーションとしての『パプリカ』―今敏アニメーションの「原型」と主題系
第二章 最古のメディアと現代の「神話」―『妄想代理人』という戦後メディア史と大量消費社会への注釈
第三章 実写的なレイアウトと「漫画」的存在―『東京ゴッドファーザーズ』における異性愛規範の外部から中心への道程
第四章 『千年女優』とビデオ/ヴィデオ―メディウムのアナロジーとメディア(的存在)の老い
第五章 『パーフェクトブルー』における多重人格―インターネット、ホラー、同一化
終章 現在進行系の今敏アニメーション