new
著者:木島由晶
出版:勁草書房
発売日:2025年12月
仕様:四六判 432ページ
私たちの日常は、自分たちが好きなもの、つまり「好み」で満ちあふれている。ロックやJポップを「聴き」、RPGや格闘ゲームで「遊び」、二次元のキャラクターを「愛で」、携帯を操作しショッピングモールを「移動する」。昭和の終わりから令和までの文化的生活と変容を描き出す、ポピュラー文化の社会学。
目次
1 聴く―Jポップの時代の音楽聴取(日本の洋楽受容と音楽のJポップ化―私たちは「アメリカの影」から逃れられるのか;一九九〇年代の音楽文化とメディア―リスナーの聴取環境の変化に着目して;Jポップの三〇年―青少年研究会調査を用いた計量分析;音楽聴取の雑食性―若者の音楽の好みはどのようにとらえられるか)
2 遊ぶ―ビデオゲームの社会的な浸透(ビデオゲームと遊びの変容―「ファミコン」が整備した遊びの滑走路;ゲーム悪玉論の構図―ゲームはなぜ敵視されつづけるのか;格闘ゲームの文化的コミュニティ―格闘ゲームは格闘技となにが異なるのか;eスポーツと身体感覚―eスポーツはどこまでスポーツといえるのか)
3 愛でる―恋愛的な感情と消費社会(なぜキャラクターに萌えるのか―ポスト真実の時代の文化消費;恋をするのに人間は必要か―恋愛ゲームからAIコンパニオンまで;ホストというキャラクターの消費―恋愛の商売化をめぐる一考察)
4 移動する―便利で快適な生活環境(固定電話からスマートフォンへ―場所感覚の喪失と創出;モバイルゲームのプレイ体験―オンラインゲームの大衆化をめぐって;人はなぜショッピングモールに行くのか―「箱庭都市」の包容力)