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SOLD OUT
著者:岸政彦
出版:筑摩書房
発売日:2025年11月
仕様:新書判 304ページ
地域で、大学で、学校で、家族で、個人で。第一人者による、最良の手引き。
沖縄で30年にわたって聞き取り調査をしてきた著者が、「他者の話を聞く」ことについてまとめた一冊。
「ひとりの人間の、人生の語り」が生活史です。この本は、生活史を聞いて原稿を書き、冊子にまとめて作品とするための手引きとして書かれています。生活史の美しさ・おもしろさから、そのむずかしさ・暴力性まで、これまでの考えをまとめた一冊です。
「この本では、生活史を聞いて書くうえでの、技術的なことを含めたさまざまなことが書かれていますが、本書はいわゆる「マニュアル本」ではありません。……聞き取りをめぐるさまざまなことを書いて、それをきっかけに、他者の話を聞くということについて考えてみたい。この本はそんな本です。」
目次
第一章 生活史とは何か(生活史とは;生活史の事例)
第二章 語り手と出会う―調査という「社会関係」(どうやって語り手と出会うか;トラウマを抱えた人びと、差別され排除された人びと;構造的な聞きにくさ;「聞き取り調査」ということ自体のわかりにくさ;分断を乗り越える;関係性の網の目の中で;キーパーソン、リーダー、活動家;語り手と聞き手のジェンダーについて)
第三章 調査の進め方(調査のプロセスに入る;聞き取りの依頼とアポ取り;インタビューの場所;手土産;名刺、同意書、「調査のお願い」;録音とメモ、ファイルの管理;謝礼・お礼、聞き取りの後)
第四章 語りの聞き方(積極的に受動的になる、あるいはピントを合わせない集中;質問をする/しない;「一般論」と生活史;差別的表現とどのように向き合うか;ぜんぶは聞けない;聞き手の自己開示)
第五章 聞き手から書き手へ―編集と製本(文字化する;編集する;本人チェック;印刷・製本)