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著者:野上元
出版:大和書房
発売日:2025年4月
仕様:四六判 296ページ
戦争を知ると、歴史と社会への解像度が激変する!
古今の戦争を振り返りながら、「誰が戦ってきたのか」「それによって何が失われ、何が作り出されてきたのか」を深堀していく。
そのほか、最先端の戦争は従来と何が違うのか、自衛隊と9条の関係をどう考えればいいのか、戦争体験者がいなくなって以降どう伝承していくのか・・・といった点を、社会学の知見を用いて、客観的・俯瞰的に解説します。
目次
誰が戦うのかという問い 最もやっかいな公共問題
誰が戦ってきたのか(近代以前) 歴史を作ってきた問い
誰が戦ってきたのか(近代以降) 民主主義、奴隷、傭兵
戦争論としての社会思想 マキャベリ、ホッブズ、ロック、ルソー
20世紀の戦争(第一次・第二次大戦) 総力戦がはじまる
20世紀の戦争(冷戦/熱い戦争) 核、冷戦、消費社会
21世紀の戦争 「これは戦争なのか?」
近現代日本社会と戦争 その特異さはどこからくるのか
女性と戦争・軍事 戦争・軍事は、女性を差別しない(する?)
軍事社会学とはなにか 不必要だが、不可欠なものとしての軍事
現代軍隊としてみる自衛隊 その誕生と矛盾について
「わからない」から「やっぱり、わからない」へ 建設的な議論のために