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著者:西村佑子
出版:山と渓谷社
発売日:2025年4月
仕様:文庫判 224ページ
「魔女と植物」という組み合わせには、それほど違和感を持たれないと思う。魔女には有毒植物を使って人間に害を与える邪悪な女性だったとか、豊富な薬草の知識を用いて人のためになる医療行為を行う「賢い女」だったというイメージがあり、良くも悪くも、植物と結びついているからだ。本書では、昔話や伝説などを紐解きながら、魔女に関わりのある植物について紹介する。ここは魔女が織りなす「魔女の植物園」の入り口である。
目次
第1章 魔女が作る薬草料理(魔女の薬草料理;ヴァルプルギスの夜の料理 ほか)
第2章 魔力を秘めた植物たち(女が空を飛ぶのは植物の力;魔法の杖 ほか)
第3章 幸せをもたらす植物(富をもたらす木ハシバミ;ホレおばさんからの贈り物―最高の家庭薬 ほか)
第4章 魔女の植物が見られるドイツの植物園(修道院の薬草園;大学の植物園 ほか)