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著者:小川公代
出版:朝日新聞出版
発売日:2023年8月
仕様:四六判 240ページ
現代人が失いつつある“ケアの倫理”は世界の文学にあふれている。『ケアの倫理とエンパワメント』で注目される英文学者が、弱者と暴力と共生、SF的想像力、新しい男性性、死者の魂を手がかりに、ケアの思想的な源をさぐり、世界の文学を読み直す画期的な5つの問いかけ。
目次
今こそ“ケアの倫理”について考える―序論にかえて
第1章 現代人が失いつつあるものとしての“ケア”―思想史
第2章 弱者の視点から見る―暴力と共生の物語
第3章 SF的想像力が生み出すサバイバルの物語
第4章 “有害な男らしさ”に抗する文学を読む
第5章 死者の魂に思いを馳せる―想像力のいつくしみ
口をつぐむこと、弱くあることについて―あとがきにかえて