SOLD OUT
著者:穂村弘
出版:小学館
発売日:2004年6月
仕様:B6判 189ページ
状態:A カバーにわずかに傷みがありますが、おおむねきれいです。
「世界音痴」歌人、待望の第二エッセイ集。
なりたいものは「素敵なひと」、だけど読むのは「月刊連続殺人鬼」。憧れは互いに高めあう恋愛、だけどするのは「さかのぼり嫉妬」。破壊的「ダメ人間」ぶりの告白が話題を呼んだ『世界音痴』に続く、気鋭の歌人穂村弘の第2エッセイ集です。 今回は恋愛や生活をめぐる情けなくも恐ろしいエッセイや、本や読書にまつわるさまざまなエピソードに加えて、バブル崩壊後の「バブル世代」と若者たちの対比、時代精神と表現の関係などをめぐる考察を収録、「史上最もダメな世代」の代表として、自分たちの心情を赤裸々に告白します。高度成長期に生まれてバブル時代に青春を送った「甘やかされゼネレーション」の中年たちは、このデフレ時代をどう生きるのか?
目次
曇天の午後四時からの脱出
存在と時間
煉獄、或いはツナサンド・イーター
反美人製造機
北斗七星の男
恐怖的瞬間
マイナス星人
ボーリング砂漠
壊れた笑顔
赤信号対策〔ほか〕