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著者:山本芳久
出版:NHK出版
発売日:2024年8月
仕様:四六判 160ページ
「万学の祖」と呼ばれるアリストテレスによって歴史上初めて著された倫理学の書は、「幸せになるための在り方」を徹底的に考え抜いた古典中の古典。二千年以上もの歳月を生き延びた、古代ギリシア最高の知性による思索の記録を平明かつ丹念に解説し、「よく生きる」ための実践とは何かを考える。
目次
第1章 倫理学とは何か(時代や地域を超えた受容;倫理学の原点となる書物 ほか)
第2章 幸福とは何か(幸福は、はるか遠くで実現するものか?;「善」に含まれる三つの意味 ほか)
第3章 「徳」と「悪徳」(徳はどのように形成されるか;徳は生まれつき備わるものではない ほか)
第4章 友愛とは何か(人間同士の深い絆;「社会をつなぐ紐帯」としての友愛 ほか)
ブックス特別章 アリストテレスとトマス・アクィナス―『ニコマコス倫理学』から『神学大全』へ(アリストテレスとトマス・アクィナス;アリストテレス流入のもたらした諸問題 ほか)