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著者:下関崇子 ワダヨシ
出版:ferment books
発売日:2022年9月
仕様:A5判 36ページ オールカラー
2022年の文学フリマ用に制作されたZINE。
もともとはハーブの名前だった「ガパオ」は、今ではさまざまなスタイルの料理として人気を博し、日本でもコンビニ商品になるほど注目されています。そんなガパオ料理について様々な観点から迫るのが本書。
2023年刊の「ガパオ タイのおいしいハーブ炒め」の副読本としてもおすすめの一冊です。
https://scene-books.com/items/65003caf0c846b00296ad11e
(以下出版社HPより)
日本でもコンビニ商品になるくらい人気のタイ料理「ガパオ」ですが、現地タイでも「正しいガパオ」を巡って論争が起こるほど愛されています。
「正しいガパオ」が追求される一方では、魚介類のガパオからガパオ・バーガーまで、アレンジガパオも多種類登場し、まさに「ガパオ百珍」の様相。
本書では、下関さんのガパオに関する調査と家庭料理での体験(夫がタイ人。ガパオの葉をイタリアン・バジルで代用してもOKだが、肉の処理方法に強いこだわりアリ)をワダヨシが聞き出す対論をベースに、ガパオとは何かに迫っています。
詳細な注も付記。料理写真多数。レシピも掲載しています。
ルーツや本場の味をもとめる原理主義的な食文化の追求と、ガパオの葉さえ入っていれば「ガパオ」なる料理ジャンルであるかのような力強すぎる存在感、さらに日本での現地化、大衆食化、商業化など、いろんなベクトルでとても興味深い「ガパオ」。
これを読んで、みんながそれぞれの「ガパオ論」を語りだしたら楽しいのにな、なんて思いながらつくりました。