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著者:ジェン・ペリー
出版:Pヴァイン
発売日:2021年11月26日
仕様:四六判 256ページ
ザ・レインコーツのファンも
ポスト・パンク・ファンも
ラフトレードのファンも必読の書で、
あなたの人生観を変えるかもしれない名著です
いま日本でようやく公開される1979年ロンドンのアナーキー & フェミニズの世界へようこそ。
ジョン・ライドンもカート・コベインも愛した奇跡のバンド、
その革命的なデビュー・アルバムとメンバーの生い立ちからそれぞれの歌詞や彼女たちの思想について、
『ピッチフォーク』の編集者がみごとな筆致で描く。
1979年、ロンドンで結成された女性4人組のバンド、ザ・レインコーツ。
そのデビュー・アルバムは、新しい文化潮流の重要起点になったという意味において、
ヴェルヴェット・アンダーグラウンドのファーストやセックス・ピストルズの『勝手にしやがれ!!』
などと同じ類いの作品であると21世紀の現代であれば言えるだろう。
この家父長制的な社会において、長いあいだ不当な扱いを受けながら、
その後の多くの女性音楽家たちを勇気づけたそのバンドの名作の背景が、いまここに明かされる。
舞台は1979年のロンドン、拠点となったのは、マルクス主義とフェミニズム思想の影響をもって
オープンしたレコード店〈ラフトレード〉。
店が立ち上げたレーベルからデビューしたザ・レインコーツは、
当時ジョン・ライドンがもっとも評価したバンドだった。
のちにカート・コベインがそのレコードを買うためにメンバーが働いていた
アンティック・ショップにまで足を運ぶほどの熱烈なファンだったことでも知られる。
『ザ・レインコーツ』はポスト・パンク・ファン待望の一冊であり、
いまだ家父長制的な文化が優位なままの日本の未来のためにも、まさにいま読むべき一冊だ。
最高の読後感が待っています。