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著者:鷲田清一
出版:筑摩書房
発売日:2019年5月9日
仕様:文庫判 362ページ
「他者の未知の感受性にふれておろおろするじぶんをそのまま晒けだしたかった」という著者のアート評論。かすかな違和の感覚を掬い取るために日常の「裂け目」に分け入り、「見る」ことの野性を甦らせるアートの跳躍力とは。アート、演劇、舞踏、映画、写真、音楽、ファッションなどについて、「ここにあるものを手がかりにここにないものを思う」評論集。
目次
0 見えないものを見る
1 壊れたもの―日常のがらくたのなかから
2 塞がれたもの―困難な自由について
3 棄てられたもの―時を行き来する
4 見失ったもの―意味のゼロ還元?
5 消え入るもの―“顔”
6 忘れてはならないもの
7 限界へのまなざし