


著者:弓狩匡純
文藝春秋
2006年初版発行 (初版)
状態:A 目立つ汚れもなく、きれいな状態です。
ぼくがこれまでに勤めたことのある会社には社歌というものがありませんでした。しかしながら、「さびしいなぁ」、「うちの会社にも社歌があればいいのに」、「毎朝歌いたいなあ」、などと思ったことは一度もなく、むしろ大人が仕事中にわざわざ集まって歌を歌うなんて少し変じゃないか、とすら思っていました。
この本は、日本企業の社歌に焦点を当て、約40の企業の社歌の歌詞について検証しているという、何というか、変わっているとしか言いようのない一冊です笑。しかしながら、著者の方の社歌に掛ける思いは熱いものがあり、作者がどういった意図でこの歌を作ったかといった経緯まで読むと、あぁ、社歌って素晴らしいものなのかもしれない、と思えてきてしまいます。
普段注目することのないようなものにも、実はこんなに色んな経緯がやドラマがあるということを、ぼくは改めてこの本から感じました。