


著者:ビル・トッテン
小学館
2009年初版発行(初版)
状態:B 後半数ページに折れあり。その他はきれいです。
コンピューターソフトウェア会社「ジャストシステム」を経営するビル・トッテン氏は、経営が困難な状況に陥っても、社員をリストラすることは絶対にしないと宣言しています。それを実現するためにキーワードが、本書のタイトルにもなっています。
つまり、経済規模が縮小した場合は、それに合わせて社員の給与や労働時間を縮小する、ということ。それだけなら面白い話ではないんですが、ビル氏は同時に「収入が減ったとしても、時間があれば、お金を使ってやっていたことを止めたり、別の方法をとることで、生活コストを下げることができる。」とし、社内で家庭内菜園のセミナーなどを開設しています。それが、表紙で長靴を履いて鍬を持っている理由。
いわゆる経営者によるビジネス書とはひと味もふた味も違う、生き方を考える切っ掛けになるエッセンスがたくさん詰まった良書です。